健康づくりイベント

県民公開講座「乳がんにより失われた乳房の再建について」

平成27年1月31日(土) 14:00~15:00

下関市生涯学習プラザ多目的ホール(下関市)
下関市細江町3-1-1


内容
[演題]「乳がんにより失われた乳房の再建について」
[講師]宮内 律子氏(形成外科部長)

 癌などで失われた乳房を再建する方法には大きく分けて二つの方法があります。一つは自分の組織を移植する方法で、もう一つは人工乳房を用いる方法です。
 自分の組織を用いる方法とは背中や下腹部などから皮膚皮下脂肪を移植する方法です。自分の組織による再建の利点は違和感がなく体型に応じて再建した乳房も変化することです。欠点としては皮下脂肪と皮膚を採取する下腹部や背中に傷跡を残すこと、技術的に難しく、手術時間が長くかかることが挙げられます。
 一方、人工乳房の利点は他の部位に傷跡が残らないこと、自家組織による再建に比べれば手術時間が短いことです。欠点としては人工物を挿入することから感染や露出の可能性があり、カプセル拘縮といって再建した乳房が硬くなる場合があります。
 従来、乳房再建の保険診療は自分の組織による場合に限られてきましたが、平成25年7月から、人工物を使った乳房再建も保険診療で行えるようになりました。
 今回の講演では、失われた乳房をきれいに再建するために、私たち形成外科が取り組んでいる方法をご紹介します。

★13:00より「医師による健康相談コーナー」「薬剤師によるお薬の相談コーナー」を開設しております
対象者 一般
参 加 費 無料
参加申込方法 事前申込は不要です
主 催 者 山口県立総合医療センター
担当部署名等 山口県立総合医療センター事務部総務課
電話番号 0835-22-4411
参照ホームページ http://www.ymghp.jp/index.html
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