慢性閉塞性肺疾患(COPD)
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| 11月4日 | COPDのページを開設しました |
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは
肺の炎症性疾患で、空気の通り道である肺の気管支や酸素を取り込む肺胞で炎症が続き、気管支が狭くなったり、肺胞の壁が壊れ、放っておくと生命に関わる病気です。 適切な予防や治療を行うことで、入院や死亡を防ぐことができます。(従来の慢性気管支炎や肺気腫が含まれます)
1.COPDになると?
肺の機能が低下して十分な酸素を取り込めなくなり、息切れやせき・たんが多く出たり、呼吸をするときにゼーゼーと音がしたりします。

2.原因は?
主な原因は、たばこの煙などの有害物質を長期に吸い込むことで、原因の90%はたばこによるものです。喫煙者の20~50%が発症するとされています。
周囲の人が吸っているたばこの煙を吸うことでも、COPDになる可能性があります。
3.COPDの患者数
全国の推計患者数は530万人を超えていますが、治療を受けているのは約36.2万人で90%以上の人は適切な治療を受けていない現状にあります。

山口県の現状
1.COPDの認知度の向上
COPDの認知度を上げることは、COPDの早期発見・早期介入に結び付き、ひいては健康寿命の延伸や死亡数の減少に寄与することが期待されます。
山口県のCOPDの認知度は増加しており(図1)、リーフレットによる啓発や禁煙週間における各種団体等による取組により、県民の認知が徐々に進んでいるところですが、まだ過半数に達していない状況です。

2.COPDの死亡者数・死亡率の状況
日本ではCOPDで死亡する人が、毎年1万人を超えており、特に男性に多い傾向にあります。(図2)
また、山口県における死亡率は、全国平均と比べて高くなっています。(図3)

自己チェックしましょう
1.COPD集団スクリーニング質問票(COPD-PS)
COPDの可能性があるかどうかを調べられる質問票です。

2.結果について
| 得点 (合計点) |
|
|---|---|
| 4点以上 | あなたの呼吸の問題は慢性閉塞性肺疾患(COPD)が原因かもしれません。 |
| 0~3点 | 合計点が0から3点で、かつあなたが呼吸に問題があると感じている場合も、この質問票を医師に見せてください。 |
3.受診について
合計点が4点以上の方は呼吸器内科などを受診し、スパイロメトリー検査など詳しい検査を受けましょう。
特に40歳以上で喫煙歴のある方は要注意です。息切れ、長引くせき・たんなどの症状が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
予防と治療
基本は禁煙です。その他、薬物療法や呼吸リハビリなどにより、肺機能をできるだけ保ち、病気の進行を遅らせたり、症状を和らげます。
重症化すると、酸素を供給する器具を使用して、不足した身体の酸素を補う酸素療法を行います。 発症予防や早期発見、早期治療、重症化予防が大切です。
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