がん検診を受けましょう

がん検診のイラスト

がんは、昭和56年以降、山口県の死亡原因の第1位となっており、がんによる死亡者は全体の約25%を占めています。つまり、山口県民の4人に1人が、がんで亡くなっているのです。
しかし診断と治療の進歩により、一部のがんでは早期発見、早期治療が可能となってきました。がん検診はこうした医療技術に基づき、がんの死亡率を減少させることができる確実な方法です。

がんを取り巻く状況

全国でも山口県でも死亡原因の第1位は「がん」です。
あなたも、あなたの大切な人も将来かかるかもしれない病気のひとつです。

山口県の主な死因別死亡者数の状況(平成29年)

山口県のがん部位別死亡者数の順位(平成29年)
順位
1位 肺がん 大腸がん
2位 胃がん 肺がん
3位 大腸がん すい臓がん
4位 肺がん 胃がん
5位 すい臓がん 肝がん
山口県のがん部位別罹患数の順位(平成29年)
順位
1位 胃がん 乳がん
2位 前立腺がん 大腸がん
3位 肺がん 胃がん
4位 大腸がん 肺がん
5位 肝がん 子宮頸がん

イラスト

 

がん検診が必要な理由

がん検診により、約7割が、がんの発生臓器内に止まっている「限局」の状態、つまり早期がんで発見されていますが、検診以外での発見は、約4割と低くなっています。
「遠隔転移」等進行がんでの発見割合は、がん検診が7.7%であるのに対し、検診以外では約19.5%と高くなっています。

5大がんの進行度別 5年生存率<がんと診断後、5年生存している割合>

がんになっても、早くに見つけて治療すれば、より高い確率で治すことができます。しかし、初期の段階で自覚症状がないことがほとんどです。そのため、症状がなくても定期的に受診するがん検診が重要なのです。

対象年齢になったら「がん検診」を受けましょう

がん検診とは、がんがあるかどうかを調べる検査で、一般に健康だと思われている人が受けるものです。
初期のがんは、自覚症状がないことも多いため、早期発見・早期治療には、がん健診が最も有効です。

胃がん 肺がん 大腸がん 乳がん 子宮頸がん

一定の年齢の方を対象に、がん検診(大腸がん乳がん子宮頸がん)の無料クーポン事業を実施しています。
詳しくは、お住まいの市町担当窓口へお尋ねください。

がん検診の流れ

胃がん 肺がん 大腸がん 乳がん 子宮頸がん